「社会保障・社会福祉」に関する研修に参加してきました!

皆様こんにちは!

小牧市議会議員の伊藤皇士郎です!

去る、令和6年7月1日から滋賀県にある全国市町村国際文化研修所にて行われた2泊3日の研修に参加をしてきました!

参加の目的としては、

少子高齢化の波は止まること気配はなく、福祉需要も増すばかりで社会保障負担が増えることが予想されます。

行政として持続可能な社会を創るために何をすべきなのか、政策として何をすべきか学ぶために参加をしてきました。

以下はレポートのまとめになります!
お時間のある方はご一読いただけると幸いです。

主な内容

  • 将来の社会保障の姿を考える
  • これからの子育て支援
  • 少子化問題を考える
  • 福祉・介護サービス人材の確保と育成
  • 生活困窮者の実態と支援策
  • 高齢者介護と地域共生社会

所感・提言・課題等

○今回の研修について

今回の研修では、社会保障、子育て支援、少子化問題、福祉・介護サービスの人材確保と育成、生活困窮者支援、高齢者介護と地域共生社会など、多岐にわたるテーマについて取り扱った。講義や事例を通じて現状や制度を理解し、今後、地域としてどのような仕組みづくりを進めていくことができるかについて考察した。

○自治体運営のあり方

まず、今後の自治体運営のあり方についてである。2035年には85歳以上の人口が1000万人を超えると予測されており、これは全人口の8%にあたる数字である。今後ますます少子高齢化が進み、日本の人口は今後100年間で100年前の水準に戻ると予測されている。

人口の減少の弊害として、生活関連、公共、交通といったサービスの縮小や質の低下が懸念される。この少子高齢化の傾向を止める有効な方法は、現在のところ見つかっていない。

この状況に対して、国としての考えを総務省が「自治体戦略2040構想研究会」のレポート中で示している。その中には、自治体サービスを全国標準化することやコンパクトシティの形成について言及されており、自治体ごとの個別のニーズを汲み取らないことを暗に示唆していると捉えられている。実際に各自治体の実情としては、住人の取り合いが起きているため、他市に比べて優れたサービスを提供しなければならない。しかし、今後の実情を考えると自治体の負担では財政が持たない地域ばかりになることが懸念される。国の方向性によって自治体運営のあり方が今後大きく変わっていくと考えられる。長期的な視点と短期的な視点を持った自治体運営が今後も求められる。

○子育て支援と少子化対策

次に、子育て支援と少子化対策についてである。前提として、子育て支援と少子化対策は全く別のものであるということを理解しなければならない。データによると、結婚世帯の子供の出生人数は大きく変化していない。問題は、結婚しない人が増えすぎていることである。その原因として、非正規雇用者の割合が増えたことにより低所得者が多くなったことが挙げられる。高所得者と低所得者での結婚割合を比較したときの差が大きく、収入及び可処分所得を増やさなければならない。これは自治体レベルでできることは多くないが、国に対して積極的に働きかけ続ける必要がある。

一方、子育て支援についても欠かすことはできない。1人の子供が大学を卒業するまでには2000万円の費用がかかると言われている。子供の権利を守るためにも、また母親人材の働き手確保のためにも、引き続き支援の充実を図る必要がある。

○生活困窮者支援

次に、生活困窮者の支援についてである。生活困窮者の問題は単にお金が足りないということだけが原因ではない。お金が足りない背景にこそ問題がある。一例として、ギャンブル依存症の人にお金を渡してもすぐに消えてしまうことが挙げられる。今後は「普通がわからない大人」に対する支援が必要である。一朝一夕で人が変わることはないため、伴走型支援が求められる。伴走型支援とは深刻化する「社会的孤立」に対応するため「つながり続けること」を目的とする支援である。そのためには地域全体で支えていく仕組みが必要である。専門職の人たちだけでなく、一市民毎の意識改革を行政が先導していく必要がある。しかし、行政が主体になってはいけない。あくまで主役は地域住民であり、行政は仕組みづくりから運営のサポート役である前提で施策を組んでいく必要がある。施策の目的は、重層的支援体制を整備することに置くべきである。何重にも支援の網を張ることで、取りこぼされる人を限りなく少なくするためである。

○まとめ

今回の研修を通して、社会保障と社会福祉というテーマが非常に幅広く、また重大であることを感じた。全てを一括りにして考えることはできず、個別の課題を解決しなければならない。行政が全てを対応することは難しく、地域連携の重要性を再認識した。議員として、行政と地域を結ぶ役割の重要性を改めて感じた研修であった。

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【小牧っ子の挑戦!】
日本維新の会
小牧市議会議員 伊藤こうしろう

https://lit.link/koshiro110


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投稿者プロフィール

伊藤 こうしろう
伊藤 こうしろう小牧市議会議員
2023年~最年少小牧市議会議員。IT事業経営者。自身の経験や社会への疑問、市民・国民の声をもとに「あるべき社会」の実現に向けて活動中。

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