【研修報告】全国市議会議長会フォーラム 〜主権者教育の新たな展開〜
去る、令和6年10月9日~10日かけて研修に参加させていただきましたので、報告をさせていただきます。
受講の目的
地方議会は、投票率の低下や無投票当選の増加、議員の性別や年齢構成の偏りなどの課題を抱えており、今後は、同法の改正を踏まえ、女性や若者など多様な人材の議会への参画を一層進めていくことが必要である。
そのためには、各地方議会が更なる改革に努め議会の活性化を図り、議会の重要な役割について、広く住民に理解が得られるよう取り組まなければならない。
中でも、将来の地方自治を担うこどもたちに対する主権者教育の取組は重要であり、今後は、各地方議会の主権者教育に係る好事例の横展開を一層推進するとともに、議会に対する関心を高め、理解を深める主権者教育を国民運動として取り組む必要がある。
そこで各地方議会の主権者教育に係る事例を検証するなど、改めて地方議会の課題を整理した上で、その解決に向けた今後の方向性と展望を学ぶため。
主な内容
- 地方議会の課題と主権者教育
- 主権者教育の取り組み報告
所感・提言・課題等
○今回の研修について
当選後初めての私の一般質問でも取り上げたが、投票率が50%を切ると民主主義は崩壊すると言われている中、前回の小牧市議会議員選挙の投票率は40%を下回る結果となった。
今後この状況が続くことは、市政運営にも大きな影響を及ぼす可能性がある。
そのため、主権者教育について、小牧市としても真剣に力を入れていく必要があると考えている。
今回の研修では、各有識者や、議長達が自らの経験を元に様々なアイデアを与えてくれた。
特に印象的だったのは、「主権者教育=模擬投票」ではないということである。
主権者教育というのは、この地域、国を愛する郷土愛の醸成に意味があるという話についてであり、私個人としてとても同意するところであった。
一方で、学生への主権者教育というテーマにおいては、選挙管理委員会と教育委員会の間での温度差が大きいという課題についても話をされていた。
また、高校生になると管轄の多くは県単位になるため、市の選挙管理委員会がアプローチをすることが難しいという課題も挙げられていた。
こうした課題については、選挙管理委員会任せにするのではなく、市議会も協力をすることで主権者教育を実施できたという事例もあるとのことであった。
今後行政調査などを行い、小牧市でも積極的に取り入れられる点について勉強をしていきたい。
☆☆☆☆☆☆
【小牧っ子の挑戦!】
日本維新の会
小牧市議会議員 伊藤こうしろう
https://lit.link/koshiro110
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